伊豆観光列車「ザ・ロイヤル・エクスプレス」お披露目＝７月２１日から運行

東京急行電鉄と傘下の伊豆急行は１５日、ＪＲ横浜－伊豆急下田駅間で２１日から運行を始める新観光列車「ザ・ロイヤル・エクスプレス」を伊豆高原駅（静岡県伊東市）の車庫で報道関係者にお披露目した。列車は８両編成で、定員は１００人。ＪＲ九州の豪華寝台列車「ななつ星ｉｎ九州」を手掛けた水戸岡鋭治氏がデザインを担当した。
　国内で走る観光列車の中で最大級となるザ・ロイヤル・エクスプレス。名前に冠したロイヤルをイメージした濃紺がボディー全体を彩り、アクセントとして金色のラインが配されている。
　座席やテーブル、天井など、木材がふんだんにあしらわれた車内は、高級感にあふれ、オレンジ色のランプが温かみを加えている。
　座席のクラスは、ゴールドとプラチナの２種類。ゴールドは、親子で座るシートや子どもが遊ぶエリアを備え、より質の高いサービスを提供するプラチナでは、ピアノの生演奏やカウンターで握られたすしも楽しめる。結婚式や展示会などが開ける多用途車両も連結される。
　乗車定員の３０人分は、宿と観光を組み合わせた１泊２日のプラチナクラスツアーとして用意され、価格は１人１３万５０００円から。食事付きの片道乗車プランは、プラチナが３万５０００円、ゴールドが２万５０００円で販売される。

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