大和ミュージアム=戦艦「大和」巨大模型、回天試作機や火星二一型エンジンも

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大和ミュージアム=戦艦「大和」巨大模型、回天試作機や火星二一型エンジンも

明治22(1889)年に鎮守府が開庁し、同36(1903)年には海軍工廠(こうしょう)が置かれた広島・呉。戦後は数多くのタンカーを建造するなど造船立国の一躍を担ってきた。太平洋戦争の開戦後間もなく就役し、終戦を迎えることなく鹿児島県沖に沈んだ巨大戦艦「大和」はこの地で建造。大和をメーンテーマとし、呉の歴史を今に伝え、造船の技術などを紹介する博物館「呉市海事歴史科学館(愛称:大和ミュージアム)」が呉の港に設けられている。
 延べ床面積が約9600平方メートルにも及ぶミュージアムの館内。その中央には、全長263メートルと世界最大の戦艦、大和の10分の1スケール模型が置かれ、来館者を出迎えている。設計図や写真、潜水調査の映像などにより、詳細に再現された大迫力の姿を見ようと県外からも多くの人が来場。開館10年を迎えた昨年は、累計の来館者数1000万人を達成した。
 収蔵資料は22万点を超え、そのうち約1500点がテーマに沿って並べられている。展示エリア「呉の歴史」では、海軍整備の時代からはじまり、戦後の復興までを紹介。戦艦「金剛」に搭載されていたヤーロー式ボイラーの実物をはじめ、大和乗組員の遺品、海底で眠る大和の様子を再現したジオラマなど、貴重な資料の数々が展示されている。
 大型資料室には、零式艦上戦闘機六二型や特殊潜航艇「海龍」の後期量産型、特攻兵器「回天」十型の試作型の実機を展示。米スミソニアン博物館より譲り受けて間もない「火星」二一型エンジンも披露されている。
 開館時間は、午前9時から午後6時まで。入館料は一般500円、高校生300円、小中学生200円。休館は火曜日(4月29日~5月5日、7月21日~8月31日、12月29日~1月3日は無休)。

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