岐阜県輪之内町　地方創生動画

岐阜県の南に位置するごく普通の町、輪之内町で撮影した動画です。

どこの町にでもある田園風景、遊ぶことができない汚れた川、今にもくずれそうな古民家、花見客の少ない桜道。住民のほとんどが、私達の町には｢なにもない｣と口を揃える。

私達の町は、豊かな水と共存し、ときには、水害と戦ってきた。大きな屋敷の裏には、石垣の上に建つ水屋がある。水屋の中には、カラクリもある。町をグルリと囲む堤防がある。朝夕の太陽を映し出す水田がある。

車社会の今日、ゆっくり町を歩くと素敵な風景に出会う。
ゆっくり町を歩くと、老人の声が聞こえる。

｢昔は、ソコの川で泳いだぞ。｣｢おやつはな～、この草や。｣｢あそこの家はな、井戸があってな～、その水が美味かったんやわ｣｢どこの家にも、牛、鶏がおってな～｣

｢昔は、良かったな～｣

汚れてしまった川も、壊れそうな建物も、変わりゆく田園風景も、私たちの宝物だ。
宝物は大切にしたい。川を清流に、古民家は憩いの場に、忘れ去られる農法で交流の場を。

大人がキラキラ輝くことで、子供たちはイキイキし、町に住むのが楽しくなる。

この動画を通じて、多くの人の共感を得たい。一緒に町づくりをする仲間が欲しい。多くの人に自分達の町に誇りを持ってほしい。それは、隣町だって、ずっと遠くの町に住んでいてもいい。それぞれの故郷を大切に想う心を育みたい。